「緑の」が位置するのは茨城県常陸大宮市。
古くから奥久慈と呼ばれる地方で、
良質な漆の産地でもあります。

眼下には里川が流れ、田んぼが広がり、水戸と郡山を結ぶ水郡線が走る姿が見えます。
のんびり、のどかな風景は、忙しい毎日の中で日常を離れ、
ひと時の休息をもたらしてくれます。

自然の中に人々の暮らしがある場所、里山。
日本の原風景です。
たなびく稲穂や飛び交う色とりどりのトンボが
どこか懐かしさを感じさせます。

    裏山にはコナラ、杉、ケヤキ、カエデ、山桜などの森があり、
一年中湧き出ている清水と肥沃な土地が、樹々や草花を育み、様々な野鳥や生き物たちが息づいています。
どこからか、鳥や風が種を運び、思いがけない草木が芽吹くこともあります。

春、夏、秋、冬、それぞれの季節の美しさは
風の音や、花の香り、土の手触り、色づく木の実、落葉した樹など
様々なところに宿っています。

季節を追いかけ
365日変化を見せる自然の庭を思い描き、日々庭仕事に勤しんでおります。
       
       
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